紙面から 市議会の議会構成が決定〜議長、副議長、各委員会委員を紹介 ……4 子宮がん検診・乳がん検診 ……………5 けんこうだより ……………………6・7 臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金のお知らせ ………12 平成26年度市政運営の基本 人とまちの諸力融合が「可能性に満ちた未来」を拓く 平成26年度を迎えるに当たり、市政への所信と新年度事業の骨子を申し述べ、市民の皆さまに、 一層のご理解ご協力をお願い申し上げます。 日野市長大坪冬彦 これからの市政のビジョン 人とまちの諸力融合が「可能性に満ちた未来」を拓く この言葉には、未来への責任を共有する全ての人が、 互いの立場を尊重し協力することによってそれぞれの持つ力をつなげていくことで、 一つの大きな力となって困難を乗り越え、可能性に満ちた未来を切り拓いていきたい、といった思いを込めています。 3つの柱 〜市政を進めて行く上での基本姿勢 市政を進めていく上での基本姿勢として、次の3つを柱とします。 1住み慣れた地域で生き、看取られる、暮らし・福祉・医療の展開 2日野市の良さである恵まれた社会的・自然的資源を生かし、地域の個性を伸ばすまちづくりの推進 3厳しい財政状況を踏まえた経営戦略に基づく市政の運営 これからの市政運営は、中長期的視点でまちの未来を予測し、将来を見据えた対策を着実に進めて行くことが求められています。 なぜなら、これまでどの国も経験したことがないと言われる、人口減少と超高齢化の問題が喫緊の課題として迫っているからです。 <2013年3月公表市町村別人口推計から> ●当市の人口が2040年には現在よりも1万5千人程度減少 ●高齢化率は現在の1.5倍の34%に膨れ、逆に生産年齢人口割合は2割減の55.4%まで減少 ●納税者は人口の約40%まで落ち込む 現在、20歳代半ばから30歳代半ばの子育て世代の人口ボリュームは、10年前の8割を割り込んでいます。 このままの状況が継続すると、高齢化がピークを迎える2040年には、 財政的な支えとなる世代のボリュームが少ない深刻な状態となると考えています。 この予測される未来を黙って受け入れるのではなく、これから学び育っていく子どもたちのために、 皆で未来を変えていく必要があります。その予測されている未来は、皆で考えて、初めて変えていくことができるものです。 3つの戦略 〜戦略相互の関係や効果を意識 市政運営の基本姿勢(3つの柱)実現のため、市の進むべき方向性を市政のビジョンとして掲げ、 主に3つの戦略を中心に施策に取り組みます。 (1)地域の魅力を向上させ、様々な世代がバランスよく住まい交流する →人口バランス・定住化戦略 (2)産業の活性化と合わせ、新たな産業を創造することで地域の雇用を創出し職住近接の都市環境を実現する →産業立地強化・雇用確保戦略 (3)全ての世代が“より良く生きる”ため、自らの健康維持に取り組みながら、 必要な時に適切なケアが受けられるまちづくりを目指す健康維持アクション →ヘルスケア・ウェルネス戦略 施策の実施にあたり、市議会議員各位ならびに市民の皆さま、企業、諸団体の方々などが諸力を融合させて初めて、 可能性に満ちた未来が拓かれるものと信じています。 このため、地域の多様な主体とのパートナーシップによる施策の推進の枠組み作りについても、 戦略施策の推進と合わせて取り組んでいきたいと考えています。 ●平成26年度は、ヘルスケア・ウェルネス戦略から着手 平成26年度を戦略による施策推進の初年度と位置づけ、 「ヘルスケア・ウェルネス戦略」に関連する基礎的な健康維持施策に取り組み、 他の戦略については課題整理と分析を進め、施策レベルでの相乗効果を重視した展開を図っていきます。 また、これらの戦略について着実な実行を図るため、コミュニケーションを十分に取りながら、 総合的かつ横断的な取り組みを行っていきます。 ふだん着でCO2をへらそう〜緑のカーテン用苗を配布します。詳細は今号9面参照を エコアラ エコクマ