新しい地域防災計画ができました 東日本大震災の教訓や平成24年に東京都が公表した被害想定などを受け、 市は平成26年3月「日野市地域防災計画(平成25年度修正版)」を作成しました。 新しい計画の中では、地震などの災害が起こった場合の市および関係機関の対応や、 地震などによる被害を最小限に抑えるための予防・減災対策などを定めています。 計画では、4つの減災目標を定め、これらの減災目標を達成するための施策を推進し、 市民の皆さまと市、関係機関、事業者などが連携し、自助・公助・共助を進めることにより市の防災力を高め、 災害に強いまちづくりを推進していきます。 今後は、この計画に基づき、市の各部署による具体的なマニュアルの整備やさまざまな訓練を実施して機動力を高め、 災害に備えていきます。 なお、被害軽減のためには、一人ひとりの日ごろからの取り組みが重要です。家具類の転倒・落下・移動防止対策の実践、 最低3日分以上の水と食料などの備蓄を引き続きお願いします。問合せ先:防災安全課 計画の基本理念〜地域特性や今後の都市計画を踏まえた3つの基本方針 1.災害の予防・減災のため、災害に強い人と組織をつくる 2.災害の予防・減災のため、災害に強いまちをつくる 3.減災のため、実践的な応急・復旧対策を確立し、災害に備える 被害軽減と市民生活再生に向けた減災目標 1.死者を半減させます(死者ゼロを目指します) 2.避難者を半減させます 3.中枢機能を支える公共機関の機能停止を回避させます 4.ライフラインを60日以内に95%以上回復させ、市民生活再建事業に早期に着手します 立川断層帯地震と多摩直下地震における日野市の被害想定概要 市では以下の被害想定を受けて、計画に基づいた具体的な対応マニュアルを策定し、被害の軽減と復興を進めていきます。 [対象災害]立川断層帯地震 [死者]170人 [負傷者(うち重症者)]2,078人(331人) [避難者]63,534人 [建物倒壊(全壊)]3,314棟 [焼失棟数]1,839棟 [対象災害]多摩直下地震 [死者]130人 [負傷者(うち重症者)]1,685人(249人) [避難者]43,635人 [建物倒壊(全壊)]2,476棟 [焼失棟数]1,473棟 計画に盛り込んだ主な施策 ●災害時医療体制の整備 ・災害拠点病院としての市立病院の役割の明確化 ・医薬品の確保体制の整備 ・緊急医療救護所の設置体制 ●配慮を必要とする方への対応 ・避難行動要支援者支援計画の策定 ・福祉避難所の指定 ・避難所における「思いやりスペース」の新設 ●女性の視点に立った対策 ・女性の視点からの避難所運営 ・女性防災リーダーの育成 ●その他 ・自主防災組織の育成支援 ・指定避難所の機能充実〜全指定避難所への防災備蓄倉庫の配備 ・備蓄計画の作成と計画的な備蓄品の配備(災害用トイレなど) ・道路、橋の長寿命化の促進、下水道施設の耐震化 ・ペット対策 など いつ来るか分からない災害への備え〜新地域防災計画に基づき、平成26年度から次のことを中心に実施していきます ●計画を踏まえた避難所運営を始めとする各個別マニュアルの整備と訓練 ●防災行政無線のデジタル化への更新 ●福祉避難所などへの無線機器の配備 ●指定避難所への防災備蓄倉庫の配備(小学校には増設、中学校には新設) ●防災・洪水ハザードマップの改訂および全戸配布 ●避難行動要支援者支援計画の策定と要支援者名簿の作成 ●公共施設の耐震化推進・本庁舎および川原付団地市営住宅の耐震化に向けた実施設計 ●事業者などとの防災協定締結 地域防災計画(本編・資料編・概要版)は市政図書室、市内各図書館、防災安全課で閲覧することができます。 また、市ホームページでもご覧になれます。 合同水防訓練を実施します 水害多発期に備えて、日野市、日野消防署、日野市消防団、日野市災害対策協力会、自治会、自主防災会などの合同で 水防訓練を実施します。集中豪雨や台風による河川の氾濫などの災害に対応する部隊運用や水防工法を訓練し、 水防活動技術の向上を図ります。訓練の参加・見学もできますので、ぜひお越しください。 日時:5月24日(土)午前9時〜10時30分、会場:豊田児童グラウンド(下図参照)、問合せ先:防災安全課 行財政改革推進懇談会が市長に報告書を提出 日野市行財政改革推進懇談会(行革懇談会)は、社会経済構造の急激な変化に対応し、 適正かつ効率的な市政の推進を図るため、平成11年に設置されました。 平成24・25年度を任期とする第6期行革懇談会は、公募市民3人を含む7人の委員で、 第4次行革大綱の推進に関する事項などについて、討議および意見交換を行ってきました。 この度、今回の提言が「報告書」としてまとまり、市長に提出されました。主な内容は次の通りです。 ●「公民協働」で創造する新たな公共について ●日野市の財政状況について ●市立病院について ●ごみ処理の広域化について ●将来のまちのあり方について 市としてもこの報告書の内容を受け止め、引き続き行財政改革を推進していきます。 なお、報告書の詳細は、市ホームページまたは市内各図書館でご覧ください。 問合せ先:行政管理チーム 第三幼稚園と第四幼稚園の統合に関する市民説明会開催 近年、幼稚園は定員割れの状態ですが、保育園などは、待機児の解消が大きな課題となっています。 教育委員会では、さらなる子育て支援に向け、第三幼稚園と第四幼稚園の統合を計画していきます。 幼稚園跡地には認定こども園や保育園などの子育て支援施設を設置し待機児解消を図り、 併せて市立および私立幼稚園の定員割れの状況を改善していきます。 統合の実施日は平成29年4月1日を予定しています。統合に関する説明会を開催しますので、ご参加ください。 日時:5月17日(土)午後2時から、会場:市役所5階505会議室、問合せ先:学校課 あなたのまちの身近な相談相手〜民生委員児童委員 5月12日は民生委員児童委員の日です。民生委員児童委員は、厚生労働大臣から委嘱され、 地域の中で福祉の相談や支援を行うボランティアで、市内では現在125人が活動しています。 民生委員児童委員は高齢者、障害者、ひとり親家庭、低所得などで困っている方や、 児童問題や家族関係、住居、健康、保健医療などの援助を必要としている方からの相談を受け、 必要に応じて市やその他の関係機関と連絡、連携をとりながら、解決に努力しています。 ▼民生委員児童委員活動PRパネル展…日時:5月12日(月)〜16日(金)、会場:市役所1階市民ホール、 その他:民生委員による相談も実施 いずれも、問合せ先:福祉政策課 小型家電・金属類を回収しています!詳細は「ごみ・資源分別カレンダー」17ページ参照