◎若者市政 日野市大学連携 市では、実践女子学園および明星大学と、それぞれ相互協力・連携に関する包括協定を締結し、 さまざまな分野において連携を図っています。 また、その他の大学においても、地域の課題解決のため、さまざまな取り組みを行っています。 今後も、市が抱えるさまざまな課題に対し、学生たちにより、あらゆる角度からアプローチいただき、 若い学生の行動力や発想を、市の活性化に役立てていきたいと考えています。 広報今号では、各大学との取り組みを紹介します。 [お問い合わせ]企画経営課(電話番号514・8047) ■実践女子大学 (1)地域コミュニティ形成 実践女子大学現代生活学科では専門教育科目として、市の少子高齢化や地域づくりを課題とした授業を展開しています。 また、昨年3月に開設された東宮下地区センターの開所をきっかけに、 有志の学生が地域の方と交流しながらコミュニティ形成を図るという取り組みが行われています。 月に1回開催される「みんなのひろば」では、子供から高齢者まで多世代との交流を深めると共に 地域の方からも好評いただいています。 (2)職員向け名刺デザイン 市職員が使用する名刺について、市のPRができるデザインを実践女子大学の学生に依頼をし、 生活科学部生活環境学科2年の布田江里奈さんの案が採用されました。 市の花「菊」や市の鳥「カワセミ」をさりげなく配置し、ビジネスシーンでも活用できる新たな名刺が誕生しました。 [写真]実践女子大学1:学生のブースには子供から大人まで長蛇の列ができ、大忙しだった [写真]実践女子大学2:名刺をデザインした布田さん ■明星大学 (1)地域デザイン 明星大学デザイン学部では、市をテーマに授業を実施しています。 平成28年度のテーマは「市の活性化やシティセールスを推進するための、新選組の活用について」。 7月には報告会が開催され、その中のいくつかが実現化に向けて動き出しています。 平成29年に20回目を迎える「新選組まつり」のおもてなし会場の提案や 日野駅周辺のバルイベントで使用する店舗ごとのスタンプやポスターなど、学生による新たなアイデアが形になります。 (2)自転車安全通行啓発運動 高幡不動駅地下道では、MCAT(明星大学防犯ボランティアサークル)の皆さまと一緒に自転車事故防止の啓発活動を行っています。 この活動はすでに10回以上行われ、大学と地域が連携して安心安全な通行を呼びかけており、 開始当初に比べ、降車して通行する自転車の割り合いが増えています。 (3)日野市活性化 ビジネスプラン提案 平成26・27年度は、鉄道事業者などの協力のもと、多摩動物公園駅周辺の活性化をテーマとし、さまざまな提案をいただきました。 平成28年度は、高幡不動駅周辺の活性化をテーマに取り組んでいます。 市や協力いただいた企業にとって、今後の事業展開のヒントになっており、 地域活性化のみならず、企業との連携強化にもつながっています。 [写真]明星大学1:バルに採用された酒印帳(写真上)、商品化も期待されるちょうちん(写真下)など 学生デザインが市を盛り上げています [写真]明星大学2:MCATのメンバー。この他にも市のさまざまな事業に協力いただいています [写真]明星大学3:プレゼンには企業や多くの学生が参加 ■首都大学東京・中央大学 ○オープンデータ利活用推進 首都大学の学生が、市のオープンデータの活用に関する、アーバンデータチャレンジ日野市賞を受賞しました。 オープンデータの領域において専門家である教授、ゼミ生からのアプリ実装への助言、支援をいただくとともに、 実装可能なアプリケーションが生まれることが期待されます。 ○中央大学杯スポーツ大会 中央大学がスポーツを通じて多摩地域の方々と交流を深め、参加者にスポーツの楽しさや夢を伝え、 地域からのスポーツ振興に貢献する中大杯が今年も開催されました。 スポーツを通じて、日野市の小中学生の健全な育成に寄与しています。 [写真]中央大学:小・中学生の健全な育成に寄与 [写真]首都大学:市のデータを学生が形にします